第107回 看護師国家試験 午後 問24 解説
📝 問題
褥瘡の皮膚症状はどれか。
- 1乾燥
- 2水疱
- 3白斑
- 4発疹
✅ 正解
出題時の取り扱いにより採点対象外(正答なし)とされた問題です。
💡 解説
✅ 本問は採点対象から除外され、正解となる選択肢は設定されていない。
褥瘡は持続的な圧迫による皮膚・皮下組織の阻血性障害で、初期には消退しない発赤がみられる。 進行すると水疱・びらん・潰瘍・壊死へと段階的に変化する。 深部組織損傷では紫色の変色や血疱を呈することもある。
本問は第107回看護師国家試験で採点対象から除外された問題で、正解となる選択肢は設定されていない。
阻血性障害とは
押されて血流が途絶え、酸素や栄養が届かなくなって組織が傷むこと。
- 1
乾燥不正解
乾燥は褥瘡発生の危険因子だが、褥瘡そのものの代表的皮膚症状とは言い難い。
- 2
水疱不正解
水疱は褥瘡でみられる所見の一つである。
- 3
白斑不正解
白斑は褥瘡の典型的所見ではない。
- 4
発疹不正解
発疹は褥瘡の代表的皮膚症状ではない。
📚 国試でよく狙われるところ
褥瘡は、どこにどうしてできるか(要因と好発部位)と、どう評価して防ぐかが問われる。
- 発生要因は圧迫+ずれ(摩擦)+湿潤に、低栄養・不動・知覚障害が加わる
- 好発部位は骨突出部。仰臥位では仙骨部が最多、側臥位は大転子部、座位は坐骨結節部、腹臥位は腸骨部
- リスク評価はブレーデンスケール(点数が低いほど高リスク)、経過評価はDESIGN-R®2020
- 体位変換は原則2時間ごと(体圧分散マットレス使用時は間隔を延ばせる)。30度側臥位で骨突出部の圧を逃がす
- 摩擦・ずれを避けるため、ギャッジアップは30度以下を目安にし、挙上後は背抜きを行う
| 分類 | 所見 |
|---|---|
| ステージI | 消退しない発赤(皮膚の損傷はない) |
| ステージII | 真皮までの部分欠損(水疱・びらん・浅い潰瘍) |
| ステージIII | 皮下脂肪に達する全層皮膚欠損 |
| ステージIV | 筋・腱・骨などに達する全層組織欠損 |
| 深部組織損傷〈DTI〉疑い | 紫色・栗色の限局した変色、血疱 |
参考: 厚生労働省 看護師国家試験 採点除外等の取扱いをした問題/日本褥瘡学会(褥瘡の分類と評価)
出典:「第107回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について