第106回 看護師国家試験 午後 問31 解説
📝 問題
施行日が最も新しい法律はどれか。
- 1高齢社会対策基本法
- 2高齢者の医療の確保に関する法律
- 3高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律
- 4地域における医療及び介護の総合的な確保を促進するための関係法律の整備等に関する法律
✅ 正解
出題時の取り扱いにより採点対象外(正答なし)とされた問題です。
💡 解説
✅ 本問は採点対象から除外された設問であり、正答は設定されていない。
厚生労働省は、設問に不適切な点があり、選択肢に誤りがあって正解が得られないことを理由に、本問を採点対象から除外している。
高齢者にかかわる法律は、名前が似ていて施行の前後を入れ替えて問われる。古い順に並べて覚えよう。 ・高齢社会対策基本法=平成7年(1995年) ・高齢者虐待防止法=平成18年(2006年) ・高齢者の医療の確保に関する法律=平成20年(2008年) ・医療介護総合確保推進法=平成26年(2014年)
- 1
高齢社会対策基本法不正解
高齢社会対策基本法は、高齢社会への対策の基本理念と、国や地方公共団体の責務を定めた法律である。施行は平成7年(1995年)で、4つのうち最も古い。
- 2
高齢者の医療の確保に関する法律不正解
高齢者の医療の確保に関する法律は、老人保健法を全面的に改めたものである。平成20年(2008年)の施行にあわせて後期高齢者医療制度が始まった。
- 3
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律不正解
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律は、虐待を見つけた人の通報と市町村の対応、養護者への支援を定めた法律で、施行は平成18年(2006年)である。
- 4
地域における医療及び介護の総合的な確保を促進するための関係法律の整備等に関する法律不正解
平成26年(2014年)に公布・施行された医療介護総合確保推進法を指し、4つのうちでは最も新しい。ただし正式な名称は「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」である。
📚 ここも一緒におさえておこう
医療介護総合確保推進法は、法律の名前よりも中身が問われる。地域包括ケアシステムとセットで覚えよう。
- 都道府県が地域医療構想をつくり、病床を高度急性期・急性期・回復期・慢性期に分けて必要な数を見込む
- 要支援の人の訪問介護と通所介護を、市町村が行う介護予防・日常生活支援総合事業へ移した
- 研修を修了した看護師が手順書によって行う特定行為の研修制度を、保健師助産師看護師法に設けた
参考: 厚生労働省「第106回看護師国家試験における採点除外等の取扱いをした問題」/厚生労働省「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の概要」
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について