第105回 看護師国家試験 午後 問67 解説
📝 問題
2国間の国際保健医療協力を行うのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 2国間の国際保健医療協力を担うのは国際協力機構である。
国が開発途上国を支援する政府開発援助(ODA)は、相手の国へ直接届ける2国間協力と、国際機関に資金を出して行う多国間協力に分かれる。
日本の2国間協力を一手に担うのが国際協力機構(JICA)という独立行政法人で、技術協力・有償資金協力・無償資金協力を実施する。看護師も青年海外協力隊の職種として派遣されている。
政府開発援助(ODA)とは
開発途上国の発展のために国が行う資金や技術の協力。相手国へ直接届ける2国間協力と、国際機関に拠出する多国間協力に分かれる。
- 1
国際協力機構〈JICA〉正解
国際協力機構は日本の2国間協力を実施する機関で、専門家の派遣や研修員の受け入れを通じて相手国の保健医療を支える。
- 2
国際看護師協会〈ICN〉不正解
国際看護師協会は各国の看護師協会が加盟する職能団体の連合体で、看護の水準向上と政策提言を担う。
- 3
国連開発計画〈UNDP〉不正解
国連開発計画は国連の開発援助機関で、多くの国が資金を出し合って行う多国間協力にあたる。
- 4
国連食糧農業機関〈FAO〉不正解
国連食糧農業機関は国連の専門機関で、食料の安全保障と農業・栄養の改善を担う。
📚 国試でよく狙われるところ
国際協力は、機関名と役割を入れ替えて問われる。まず2国間か多国間かで分け、そのうえで機関名と仕事を対にして覚えよう。
| 機関 | 役割 |
|---|---|
| 国際協力機構(JICA) | 日本の2国間協力を実施(技術協力・青年海外協力隊など) |
| 世界保健機関(WHO) | 国連の保健分野の専門機関。健康の定義や国際疾病分類を示す |
| 国連児童基金(UNICEF) | 子どもの保健・栄養・教育・保護 |
| 国連開発計画(UNDP) | 開発途上国の開発援助を担う国連の機関 |
| 国連食糧農業機関(FAO) | 食料の安全保障と農業・栄養の改善 |
| 国際看護師協会(ICN) | 各国の看護師協会が加盟する職能団体の連合体 |
参考: 外務省「政府開発援助(ODA)白書」/国際看護学(国際保健医療協力)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について