第105回 看護師国家試験 午前 問76 解説
📝 問題
3か月の乳児の親に対する問診で適切でないのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 寝返りができるのは生後5〜6か月ごろで、3か月の乳児への問診としては適切でない。
生後3か月ごろの乳児は首がすわりかけ、あやすと声を出して笑うようになる。 目の前で動くものを上下左右に目で追う追視や、アーアー、ウーウーといった母音だけの発声=クーイングもこの時期に出てくる。腹臥位にすると前腕で上体を支え、頭を持ち上げていられる。
これに対し、寝返りは生後5〜6か月ごろにできるようになる動きで、3か月ではまだ早い。
クーイングとは
生後2〜3か月ごろの乳児が出す「アーアー」「ウーウー」といった母音だけの発声。機嫌のよいときに出て、ことばの前ぶれにあたる。
- 1
「寝返りをしますか」正解
寝返りができるようになるのは生後5〜6か月ごろ。3か月では首がすわりかけの段階で、体をひねって向きを変える力はまだない。
- 2
「あやすとよく笑いますか」不正解
あやすと声を出して笑うのは生後3か月ごろの姿である。人とのやりとりで笑う社会的微笑は生後2〜3か月から出る。
- 3
「物を見て上下左右に目で追いますか」不正解
上下左右への追視がそろうのが生後3か月ごろ。生後1か月では水平方向を追う程度である。
- 4
「アーアー、ウーウーなど声を出しますか」不正解
アーアー、ウーウーという母音だけの発声はクーイングで、生後2〜3か月からみられる。
- 5
「腹ばいにすると腕で体を支えて頭を持ち上げますか」不正解
腹臥位で前腕を使って上体を支え、頭を持ち上げるのは生後3〜4か月ごろの姿である。
📚 国試でよく狙われるところ
乳児の発達は、できるようになる月齢を入れ替えて問われる。粗大運動は首→座位→立位の順に進むので、動きと月齢を対にして覚えよう。
- 首がすわる=生後3〜4か月
- 寝返り=生後5〜6か月
- 支えなしで座る=生後7〜8か月
- つかまり立ち=生後9〜10か月
- ひとり歩き=1歳〜1歳3か月ごろ
参考: 小児看護学(乳幼児の成長発達)/厚生労働省「乳幼児身体発育調査」
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について