第105回 看護師国家試験 午前 問35 解説
📝 問題
学校保健について正しいのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 学校医は、児童生徒や保護者の健康相談を行う。
学校医は、学校保健安全法にもとづいて学校に置かれる医師で、健康診断・健康相談・保健指導・感染症の予防について指導と助言を行う。 学校保健計画づくりに加わるのも学校医の仕事である。
他の3つは、誰が行うのかが入れ替わっている。 学校医は学校に必ず置くと定められており、置くのは学校の設置者である。 就学時の健康診断は市町村の教育委員会が行うが、時期は入学の前年11月30日までである。 感染症にかかった児童生徒の出席停止を決めるのは校長である。
- 1
学校医は健康相談を実施する。正解
学校医は、健康診断の結果や本人・保護者からの相談に応じて健康相談を行う。学校保健計画の立案にも加わる。
- 2
校長は学校医を置くことができる。不正解
学校医は学校保健安全法により必ず置くと定められている。置くのは学校の設置者で、校長が決めるものではない。
- 3
教育委員会は小学校入学1年前の児童に対して健康診断を実施する。不正解
就学時の健康診断を行うのは市町村の教育委員会である。ただし時期は、入学する年度の初めから4か月前まで、つまり前年の11月30日までとされている。
- 4
学校医は感染症に罹患した児童生徒の出席を停止させることができる。不正解
出席停止を決めるのは校長である。学校医は診断と指導・助言を行い、校長の判断を支える立場にある。
📚 どの職種が何をするか
学校保健は、同じ場面で「誰が決めるか」を入れ替えて問われる。決める人と助言する人を対にして覚えよう。
| 場面 | 行う人 |
|---|---|
| 感染症による出席停止 | 校長 |
| 臨時休業(学級閉鎖・休校) | 学校の設置者 |
| 就学時の健康診断 | 市町村の教育委員会 |
| 児童生徒の定期健康診断 | 学校(毎学年6月30日までに実施) |
| 健康相談・保健指導への指導と助言 | 学校医・学校歯科医・学校薬剤師 |
参考: 学校保健安全法/系統看護学講座 健康支援と社会保障制度
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について