第104回 看護師国家試験 午前 問1 解説
📝 問題
日本の将来推計人口で2020年の65歳以上人口が総人口に占める割合に最も近いのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 2020年の日本の高齢化率は28.6%で、30%に最も近い。
総人口に占める65歳以上人口の割合を高齢化率という。 2020年(令和2年)の国勢調査による日本の高齢化率は28.6%で、およそ3割にあたる。出題当時の将来推計人口でも同じくらいの値が見込まれていた。 最新の値は2025年(令和7年)10月1日現在で29.4%、65歳以上人口は約3,622万人である。
残る3つは、2020年の実績から大きく離れた値である。
将来推計人口とは
国立社会保障・人口問題研究所が、出生と死亡の見通しをもとに何年後の人口が何人になるかを計算したもの。制度の設計や統計問題の土台になる。
- 1
15%不正解
15%は1990年代半ばごろの水準で、2020年にはすでに大きく上回っていた。
- 2
30%正解
2020年の高齢化率は28.6%で、この値に最も近い。
- 3
45%不正解
45%は日本の高齢化率がまだ届いていない水準で、2020年の実績とはかけ離れている。
- 4
60%不正解
60%は人口の半分以上が65歳以上という意味になり、将来推計でも見込まれていない。
📚 国試でよく狙われるところ
高齢化率は、数値そのものよりも呼び名が変わる境目のほうが問われやすい。割合と呼び名を対にして覚えよう。
- 7%を超えると高齢化社会。
- 14%を超えると高齢社会。
- 21%を超えると超高齢社会。日本は2007年(平成19年)に到達し、いまも続いている。
参考: 内閣府「令和8年版高齢社会白書」/総務省「令和2年国勢調査」
出典:「第104回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について