第103回 看護師国家試験 午後 問17 解説
📝 問題
主観的情報はどれか。
✅ 正解
4
💡 解説
✅ 息苦しさの訴えは、患者本人が語る主観的情報である。
看護過程で集める情報は2つに分かれる。 主観的情報は、患者や家族が言葉で語った訴えや思いである。客観的情報は、看護師が観察・測定・検査で確かめた事実をいう。
息苦しさは本人が感じているつらさで、外から測ることも見ることもできない。本人が訴えて初めて分かるため、主観的情報になる。
呼吸数と飲水量は数えて測れる値、苦悶様の顔貌は看護師が見て取った様子で、どれも客観的情報である。 見分け方は「誰が語ったか、誰が確かめたか」。
- 1
呼吸数不正解
呼吸数は看護師が数えて測る値で、客観的情報にあたる。
- 2
飲水量不正解
飲水量も測って記録する値で、客観的情報にあたる。
- 3
苦悶様の顔貌不正解
苦悶様の顔貌は看護師が見て取った様子で、客観的情報にあたる。本人の「つらい」という言葉のほうが主観的情報になる。
- 4
息苦しさの訴え正解
息苦しさは本人にしか分からない感覚で、訴えとして語られた主観的情報である。
📚 混同しやすいので注意
主観的情報と客観的情報は、具体例を入れ替えて問われる。記録の型であるSOAPと結びつけて覚えよう。
- S(主観的情報)=患者や家族の言葉。「痛い」「眠れない」「不安だ」。
- O(客観的情報)=バイタルサイン、検査値、観察した様子、水分の出入り。
- A(アセスメント)=SとOをもとにした判断、P(計画)=これから行うこと。
参考: 標準的な基礎看護学(看護過程と情報収集)
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について