第103回 看護師国家試験 午前 問26 解説
📝 問題
呼吸中枢の存在する部位はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 呼吸中枢は延髄にある。
呼吸のリズムを作っているのは、脳幹のいちばん下にある延髄である。 延髄には呼吸のほかに、心臓や血管を調節する中枢、嚥下・咳・嘔吐の中枢も集まっていて、まとめて生命維持の中枢とよばれる。
ここが傷つくと呼吸が止まる。脳が腫れて延髄が押されると命に関わるのは、このためである。
- 1
大脳不正解
考える・話す・体を意識して動かすはたらきの中心。息を意識して速くしたり止めたりする命令は出せるが、自動的なリズムを作るのは延髄である。
- 2
小脳不正解
体のバランスを保ち、動きをなめらかに調節する部分である。
- 3
延髄正解
呼吸のリズムを作る中枢があり、循環・嚥下・嘔吐の中枢も集まっている。
- 4
脊髄不正解
脳からの命令を筋へ伝える通り道で、反射の中枢でもある。呼吸筋を動かす神経もここを通るが、リズムの発信源は延髄である。
📚 ここも一緒におさえておこう
脳は「どの部分が何をするか」を入れ替えて問われる。上から下へ並べて、はたらきと対にして覚えよう。
| 部位 | 主なはたらき |
|---|---|
| 大脳 | 思考・言語・意識して行う運動・感覚 |
| 間脳(視床・視床下部) | 感覚の中継、体温・食欲・ホルモンの調節 |
| 中脳 | 姿勢の保持、瞳孔の反射 |
| 橋 | 呼吸のリズムの調節、顔の神経の出入り口 |
| 延髄 | 生命維持の中枢 |
| 小脳 | 平衡と運動の調節 |
参考: 系統看護学講座 人体の構造と機能 解剖生理学
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について